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『福島民報』2006年4月2日付

福島医大と会津大/公立大学法人スタート


 福島医大と会津大は1日、県立大学から公立大学法人に移行した。大学の裁
量権が大幅に拡大、独自の教育や地域貢献策を展開し個性ある最高学府への飛
躍を目指す。

 福島医大の辞令交付で高地英夫理事長・学長は「(大学が)法人として機能
するかどうかは職員の意識と気概による。魅力ある大学を目指し、全エネルギー
を注ぎたい」と抱負を披露。初の役員会や教育研究審議会、経営審議会が相次
いで開かれ、232億円の平成18年度予算と、20年度に大学院医学研究科
修士課程を開設することなどを盛り込んだ中期計画を承認した。

 会津大では記者会見した角山茂章理事長・学長が「歴史ある会津と新しいI
T技術を融合させながら、21世紀にふさわしい社会貢献を進めたい」と将来
展望を語った。役員会などで総額約44億円の18年度予算などを承認した。
法人化初年度は、学生の短期留学を支援し地元企業との交流を図る新たな取り
組みを行うほか、短期大学部に地域活性化センター(仮称)の整備を目指す。