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『北海道新聞』2006年3月29日付

研究事業化へ初フォーラム 札医大と小樽商大


 大学発ベンチャー企業設立などに向けた連携協定を結んでいる札幌医大と小
樽商大は二十八日、初のマッチング・フォーラムを札幌市内の小樽商大札幌サ
テライトで開いた。同フォーラムは札医大の研究を小樽商大が持つ市場調査な
どのノウハウで事業化に結び付けるための活動で、両大学やバイオ企業の関係
者ら約六十人が参加した。

 フォーラムでは、札幌医大側が血液中のタンパク質検出による病気の早期診
断と、認知症のタッチパネル式自己診断の二研究を説明。小樽商大側が研究を
事業化するためのビジネスモデル構築や販売戦略などを立案し、消費者ニーズ
の見極めやコスト面などについて意見を交わした。