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『日本経済新聞』2006年3月22日付

総合科学技術会議、国家基幹技術5件を決定


 政府の総合科学技術会議(議長・小泉純一郎首相)は22日、2006年度から5年
計画で研究開発に総額25兆円を投じる「第3期科学技術基本計画」を了承した。
国産ロケットH2Aの信頼性向上を狙う「宇宙輸送システム」など5テーマを
「国家基幹技術」に選んだ。第3期計画は28日、閣議決定される。

 国家基幹技術はほかに「海洋地球観測探査システム」、核燃料サイクルを推
進する「高速増殖炉」、「次世代スーパーコンピューター」、医薬品開発など
に役立つ「X線自由電子レーザー」。各プロジェクトは年間数十億―数百億円
規模の資金が必要。安全保障や国際競争に不可欠と位置づけ、国が推進すると
の立場を明確にした。