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『読売新聞』2006年3月17日付

JICA四国と香川など5大学が国際協力事業で連携(香川)


 国際協力機構四国支部(JICA四国)と香川、愛媛、徳島、高知、鳴門教育の
5大学は16日、国際協力の分野で連携し、発展途上国への技術協力などに取り組
むと発表した。JICAの各支部などが個別の大学と協定や覚書を交わした例はあ
るが、地域の複数の大学と協力関係を築くのは初めてという。

 覚書などによると、発展途上国への技術協力のほか、JICA側は大学の講義に
講師を派遣したり、発展途上国の要請に応じて各大学の協力を得て調査団を派遣し
たりする。期限は2011年3月まで。

 愛媛、徳島両大学では4月から国際協力についての講義が開かれ、JICAが講
義内容や講師の派遣を担当。香川大も9月から同じ講義を設ける予定。

 法人化で各大学に求められる「社会貢献」の一つと位置付けたい考えで、高松市
幸町の香川大で記者会見した同大学の一井真比古学長は「四国の国立大学は中規模
で、すべての学部ですべての分野を網羅できない。5大学が協力して補っていきた
い」と話した。