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『日本海新聞』2006年3月16日付 産学連携協定を締結 鳥大と中小公庫鳥取支店 鳥取大学(能勢隆之学長)と中小企業金融公庫鳥取支店(工藤雅也支店長) は十五日、産学連携推進協定を結んだ。情報交換などで両機関の連携を強化し、 大学と、大学が持つ多様な技術やノウハウ(シーズ)を必要とする企業との協 力関係を深めていく。 企業間競争の激化や、企業ニーズが多様化する中、中小公庫と大学との同様 の協定締結は全国で進められており、今回で十五例目。中国地方では岡山大、 岡山理科大に次いで三例目となる。 双方に連携窓口を設置し、新しい技術や製品の開発、製造工程の改善、生産 能力向上などに向けた中小公庫取引先企業のニーズ把握や、それに対する情報 提供、技術相談などを実施。共同研究や受託研究、技術の実用化(製品化)な どにつなげていく。 産学連携の前提となる具体的な取り組みとしては、中小公庫が企業へのニー ズ調査を行うほか、県外企業との連携も視野に入れた、鳥取大の中国ブロック 産学連携交流会(中小公庫主催)への参加などを計画している。 鳥取市湖山町南四丁目の鳥取大で行われた協定書の調印式では、工藤支店長 が「情報交換を密にし、企業ニーズとシーズとの橋渡し役を果たしたい」と述 べ、能勢学長は「今回の協定締結によって、スムーズに産学連携が進められる」 と期待感を示した。 |