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『新潟日報』2006年3月10日付

新大学長選挙の無効で訴え


 新潟大の学長選考会議が、教職員による第2次意向投票の結果と異なる決定
を行ったのは違法として、7人の教授が同大を相手取り、長谷川彰学長を次期
学長候補とした決定の無効確認を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、新潟地
裁で開かれた。同大側は提訴の却下、または請求棄却を求める答弁書を提出、
争う構えを見せた。

 訴状によると、同大の学長選考会議は昨年12月、山本正治医学部長=当時=
が1位、長谷川学長が2位となった同年11月の教職員による第2次投票の結果
を覆し、長谷川学長を文部科学相に次期学長候補者として推薦。原告側は「第
2次投票の結果を参考」とする定めに異なる決定をしたなどと主張している。