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『読売新聞』2006年3月6日付

安全にかかわる分野の公務員は増員、参院予算委で首相


 参院予算委員会は6日午前、2006年度予算案の基本的質疑を行い、実質
的な審議に入った。小泉首相は、今国会に提出する行政改革推進法案の柱とな
る国家公務員純減に関連し、「地域、安全の面で必要な分野は、人員を増やし
ていかねばならない」と述べ、刑務官など、国民の安全にかかわる分野の公務
員は増員する考えを示した。

 首相は「安全神話は崩れてきた。政府も、安全は強化しなければならない。
公務員を減らす中で、警察官、入国管理、刑務所関係も必要な部分は増やして
きた」と語った。ただ、「無駄なものは減らしていく。あらゆる分野で改革は
必要だ」とも述べ、06〜10年度で公務員の5%純減という目標の実現に取
り組む考えを強調した。民主党の輿石東参院幹事長の質問に答えた。