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『京都新聞』2006年3月5日付

教員養成の現状や展望を討論
京都教育大でシンポ


 京都教育大(京都市伏見区)で5日、今後の教員養成の在り方を考えるシン
ポジウムが開かれた。府・市教委の参画を得て本年度から始めた教員養成GP
「魅力ある教職生涯支援プロジェクトin京都」について報告、大学での教員
養成の現状や展望について関係者がパネル討論した。

 プロジェクトは、学部・大学院での教員養成や採用、現職教員の研修などで、
実践力や学校経営など専門能力を身につけるさまざまなカリキュラムを提供す
る。パネリストの田原博明・府教育長は「早くから実践力を身につけた学生の
養成を」と教育現場での学生実習に期待。門川大作・市教育長は「現場での育
ちと大学での研究が融合することで、すばらしいものができる」と大学と教育
委員会の連携への意欲を語った。

 一方、文部科学省の浅田和伸・専門教育課長は「大学院で学ぶことが教員の
プラスになる内容を準備しなければ意味はない」と、今後の大学院改革に注文
をつけた。