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『京都新聞』2006年3月3日付

キャリアサポートにセンター長を公募
京大、初の管理職公募


 京都大は3日、学生や大学院生の就職活動などを支援するキャリア
サポートセンターのセンター長(課長相当)を公募すると発表した。
国立大は一昨年春の大学法人化で事務管理職の公募も可能になったが、
京大では今回が初めて。「大学で得られない経験や知識を生かし、新
しい視点からキャリアサポートに取り組んでほしい」(木谷雅人副学
長)という。

 京大でも、研究室とつながりのある企業だけでなく、多様な進路を
選択肢として希望する学生が増え、就職支援へのニーズは高い。しか
し、現在は学生部厚生課の職員3人でキャリアセンターを運営してお
り、専任のセンター長が不在で大学独自の企画を行うには限界があっ
た。内部からの人材登用も検討したが、「まずノウハウを学ぶことが
必要」として学外の人材を求めることにしたという。

 企業の採用業務や就職情報企業で10年以上の経験があることが応
募条件で、年齢は50歳から55歳まで。3月末まで募集して7月1
日付で採用、任期は3年の予定という。

 「独立した組織としてキャリアサポートセンターを位置づけ、サー
ビスを充実させたい」(木谷副学長)としている。