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『紀伊民報』2006年3月2日付

和大・商工中金
産学連携で協定
大学の研究 企業に活用


 和歌山大学と商工組合中央金庫和歌山支店は28日、産学連携の協定を結んだ。
和大の研究成果を、同支店の取引先である県内の中小企業に生かすことで、地
域活性化につなげることが狙い。

 具体的には、同支店の取引先企業からの技術相談に和大の教員が対応したり、
教員や学生が企業に入って共同研究したりする。

 また、教員を一堂に集め、企業側に研究内容を披露する場を企画する。

 調印式は和歌山市栄谷の和歌山大学で行われ、小田章学長と本田政人支店長
が協定書に調印した。

 商工中金は地元産業に総合的な金融支援をしている政策金融機関。同支店は
県内の約1000社と取引している。

 和大が政策金融機関と協定書を結ぶのは初めて。商工中金が個別の大学と締
結するのは群馬大、大阪府立大、宇都宮大に続いて4例目。