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『静岡新聞』2006年2月27日付

長泉高跡地を県大キャンパス化 知事答弁

 石川嘉延知事は27日、県立大の東部地域への展開について、県立長泉高の
移転・改編に合わせ、平成21年4月を目標に同校跡地と施設を活用した大学
キャンパス化を進める方針を明らかにした。県議会2月定例会で、安間英雄氏
(自民、旧磐田市)の代表質問に答えた。

 石川知事は県立大の東部展開について、具体的な教育研究機能の内容の検討
が大学改革の一環として県立大で行われている状況を報告した上で、「大学の
計画案がまとまり次第、外部有識者らから意見を聞き、大学の改革を含めて、
具体的な機能の骨格を固めたい」と述べた。

 県立大は19年4月の法人化を目指し、2月定例会に公立大学法人化のため
の定款と、中期目標策定や業務実績評価などを行う県公立大法人評価委員会を
設置する条例案が上程されている。石川知事は法人化について「目標管理と第
3者評価によって効率的で透明性の高い法人運営の実現を目指したい」と強調
した。

 一方、静岡文芸大についても「(県立大と同じ)公立大学法人の下での大学
運営の観点を中心にしながら、設置形態の変更を考えていきたい」と述べた。