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『熊本日日新聞』2006年2月24日付

熊本県立大 新学長に総合管理学部教授の米澤氏 4月法人化


 四月から公立大学法人となる熊本県立大の学長に、同大総合管理学部教授の
米澤和彦氏(62)が内定したことが、二十四日分かった。就任は四月一日付、
任期は四年。法人化後は、学長として教育研究面を担当すると同時に、大学運
営の面でも同大の副理事長として理事長を補佐する。

 県によると、同大教職員の意向を踏まえ、大学法人の理事長に内定している
蓑茂寿太郎氏(56)=現在は東京農業大副学長=が米澤氏を指命したという。

 米澤氏は玉名市出身。九州大大学院文学研究科の社会学修士課程を修了後、
一九八一(昭和五十六)年四月に県立大の前身の熊本女子大助教授となった。
八九年から同大教授となり、九四年九月から九六年三月まで同大総合管理学部
長を務めた。専門は社会学(ドイツ社会学、地域社会学)。

 米澤氏は「間もなく大学全入時代を迎える。厳しい環境の中、理事長を支え
ながら大学運営を協力してやっていきたい。法人化後は、地域の高校や自治体、
住民との連携を図り地域に密着した大学を目指したい」と抱負を述べた。(野
田一春)