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『山陽新聞』2006年2月20日付

成績優秀者の授業料免除 国立大にも導入広がる
全入時代へ競争激化 岡山大は06年度スタート


 成績が優秀な学生の授業料を減免などする“特待生制度”を取り入れる国立
大が増えている。岡山大(岡山市)が2006年度から、成績上位者の免除制
度(1年間)を本格的にスタートさせるほか、広島大(東広島市)も奨学金制
度を導入。国立大に先行して導入している私立大の中には対象を拡大する大学
もあり、07年度の志願者と大学定員が同じになる「全入時代」に向け、学生
獲得競争がし烈になっている。

 国立大は国の直轄だった03年度まで、授業料免除は経済的理由だけに限ら
れていた。だが、04年4月の大学法人化で自由度が増し、各大学が減免規定
を設けることができるようになった。