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『読売新聞』2006年2月15日付

国家公務員、天下りは2万2千人超…衆院調査


 独立行政法人や公益法人に天下りした国家公務員が昨年4月の時点で2万2
093人にのぼることが15日、衆院の調査でわかった。

 天下り先の3987法人への補助金交付額は、総額5兆5395億円に達し
ている。調査は昨年10月、民主党議員の要請で衆院調査局が実施した。16
省庁が所管する公益法人、独立行政法人や、国から補助金を受けている法人な
どにおける、国家公務員の出身者数や補助金交付額を調べた。

 天下りが最も多いのは、国土交通省で5762人。うち2265人が天下り
先で役員待遇を受けている。厚生労働省が3561人、文部科学省が2260
人で続いている。

 天下り先団体への国からの補助金などの交付金額は、文科省職員の天下り団
体が国立大学運営交付金や私学助成などが含まれるため最多となり、2兆15
88億円と全体の約4割をしめた。そのほかは、経済産業省が9091億円、
財務省が8314億円だった。