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共同通信配信記事 2006年2月9日付

沖縄大学院大学の開学遅れ 普天間移設説得に影響も


 政府が沖縄振興策の目玉として打ち出した沖縄科学技術大学院大学の開学が、
研究者の人材確保や財政面の問題から当初目標としていた2006年9月から
12年前後へと大幅に遅れている。

 政府は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の米軍キャンプ・シュワブ(同
県名護市)沿岸部への移設を受け入れるよう沖縄側の説得に努めているが、こ
うした振興策のもたつきが地元の対応に微妙な影響を与える可能性もある。

 1月の名護市長選で当選した島袋吉和市長は9日、小池百合子沖縄北方担当
相と会談した際、同市が国内初の「金融特区」に指定されていることに関連し
「総合的な人材育成センターをつくってほしい」と要請。沖縄側の地域振興策
への期待感をうかがわせた。