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『日本経済新聞』2006年2月1日付

北東北大学が共同で研究費拠出、11件のテーマで開始


 弘前、岩手、秋田の北東北の3国立大学法人は31日、研究費を拠出して共同
研究に取り組むことを決めた。自然災害やエネルギーなど北東北の独自性の高
いテーマを含む11件を採択。共通テーマに資金を出し合う試みで連携を深める。

 各大学が500万円ずつ拠出、総額1500万円を2006年度までの研究費用にあてる。
共同研究のテーマは医療福祉機器の開発や介護技術といった医療・福祉分野の
ほか、コミュニケーション教育など幅広い。自然災害防止やエネルギーリサイ
クルシステム、自治体再編など北東北の地域性の強いテーマも採択した。

 これまで単独で取り組んでいたテーマでも3大学が異なった角度から参画す
ることで研究成果を高める狙い。

 3大学は2000年に連携推進会議を立ち上げ、教育や研究などの専門委員会を
設置、シンポジウムの共催や教員の研究交流、相互開講などで連携している。
31日、岩手大学で開催した推進会議で研究テーマを決めた。