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共同通信配信記事 2006年1月30日付

教職課程充実に向け検討 中教審、専門家会議を設置


 教員の資質向上策などを検討している中教審の教員養成部会は30日、大学
の教職課程の充実・改善に向けて課題を検討する専門家会議の設置を決めた。

 教員免許の更新制や教職大学院については、同部会でワーキンググループを
作って検討してきたが、これまで教職課程を専門的に検討する体制はなかった。

 中教審は昨年12月の中間報告で、教科指導力など教員として必要な能力が
身に付いているかを確認するための科目「教職実践演習」(仮称)の新設を提
示しており、専門家会議は新科目のモデルカリキュラムや大学での指導方法を
検討。教育実習の充実についても話し合う。

 教職課程のある大学の教員や教育委員会関係者をメンバーに選んで、2月か
ら検討を始め、結果は最終的な答申に反映される。