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『中国新聞』2006年1月26日付

山口県立大再編で学生が請願書

 ▽「生活環境学科存続を」 署名添え知事に

 山口県立大が二〇〇七年度に予定している学部再編構想で、募集停止になる
生活科学部生活環境学科の学生五人が二十五日、二井関成知事あてに、学科の
存続を求める請願書と、学生や保護者らから集めた約二百八十人分の署名を提
出した。

 請願書は「環境先進県を目指す県として、環境教育・学習の指導者育成を目
的にする同学科を残すべきだ」と求めている。県学事文書課の担当者は「法人
化に向け特色を出すため再編案ができた。申し入れは大学にも伝えたい」と答
えた。

 昨年十月から中心になって署名を集めてきた四年安藤千明さん(23)は
「今年受験した人や在学生の気持ちを察してほしい」と主張。ほとんどの学生
が学部再編構想を知らされていない現状に触れ、「大学はもっと情報提供して
ほしい」と訴えていた。(有岡英俊)