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『毎日新聞』山口版 2006年1月25日付

県立大:法人化控え、「生活科学部廃止」盛る−−再編中期計画 /山口


 4月に独立法人化を控えた県立大(山口市)は、生活科学部の廃止など学部
学科の再編を含む中期計画案を法人化準備委員会に示し、了承された。27日
まで県民の意見を聴くパブリックコメントを実施し、法人化後の8月までに県
の認可を経て、最終決定する。

 計画案によると、07年度に生活科学部を廃止し、現在の4学部6学科から
3学部5学科に再編する。同学部の3学科のうち、生活環境学科は募集を停止
し、栄養学科は現在の看護学部に移し、学部を看護栄養学部と改称する。環境
デザイン学科は国際文化学部内に文化創造学科として新設する。全体の定員は
280人から300人へ増員する。

 そのほか▽卒業時までに学生の80%以上が英語能力試験のTOEICを4
50点以上取得▽英語を専攻する学生全員がTOEICを650点以上取得▽
社会福祉士資格合格率50%以上▽看護師国家資格試験と管理栄養士資格試験
の合格率100%、就職決定率100%−−などの数値目標も掲げている。
【住田里花】