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『読売新聞』2006年1月26日付

学長選の無効求め、教授ら7人が新潟大を提訴


 新潟大学で昨年12月に行われた学長選で、現職の長谷川彰氏(68)が次
期学長候補に選ばれたことに対し、同大大学院実務法学研究科の山下威士科長
ら同大教授7人が26日、同大を相手取り、候補者決定の無効確認と文部科学
大臣への候補者推薦の取り消しを求め、新潟地裁に提訴した。

 学長選には長谷川氏ら3人が立候補。教職員らによる第2次意向投票で長谷
川氏は次点だったが、学長選考会議は長谷川氏を次期候補に決めた。

 山下科長らは訴状で「学長選考会議は第2次意向投票の結果を参考とし、学
長候補者を選考の上、決定すると定めており、学長選考規則に違反している」
と主張。同会議が選考過程を明らかにしない点についても「業務の透明性を求
める国立大学法人法に違反する」としている。

 大学側は「学長選考は国立大学法人法にのっとって適正に行われており、問
題はないと考えている」とする文書を出した。