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『新潟日報』2006年1月26日付

学長再任めぐり新大教授提訴


 新潟大の学長選考会議が、教職員による第2次意向投票の結果と異なる決定
を行ったのは違法だとして、7人の教授が26日、大学を相手取り、決定の無効
確認を求める訴訟を新潟地裁に起こした。新大の長谷川彰学長再任をめぐる混
乱は、新任期が始まる2月1日を前に法廷での争いに発展した。原告は大学院
実務法学研究科長の山下威士教授のほか、中村哲也、根森健、関根征士、小林
昭三、渡辺勇一、岡田正彦の6教授。

 訴えによると、昨年11月に行われた教職員による第2次投票で山本正治医学
部長が1位、長谷川学長は2位となった。だが、選考会議は12月に長谷川学長
を次期学長候補者と決めた。これに対し山下教授らは(1)学長選考規則の「第二
次意向投票の結果を参考」とする定めに、異なる決定をした(2)国立大学法人法
などが求める説明責任を果たしていない―などとして、決定の無効確認と、文
部科学相への学長候補者推薦取り消しを求めた。