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『北海道新聞』2006年1月25日付

北洋銀、教育資金を低利融資 樽商大・道教大と提携


 北洋銀行は二十四日、小樽商科大、道教育大とそれぞれ提携し、入学金や授
業料などの教育資金向けに短期の最優遇金利(プライムレート、変動で現在1・
875%)に優遇する無担保の教育ローンを二月一日から取り扱うと発表した。
道内の国立大学法人との提携ローンは道内行では初めて。

 対象は両大学の在学生(入学予定者含む)の保護者または働きながら学ぶ学
生。申込時に二十歳以上で、道内に居住し勤続一年以上(パートは除く)であ
ることが条件。融資金額は最大五百万円で期間は十年以内。

 両大学の学生の保護者らが北洋銀の教育ローンを利用する際、これまでの商
品の金利は基準の4・125%から給与振り込みなど取引状況に応じて最大1・
5%優遇してきた。今回は短プラを一律適用する。金利は半年ごとに見直す。
保証料は別途かかる。就学期間中は最長四年間、元金を据え置く制度もある。

 小樽商大事務局によると、経済的な理由で休退学する学生は年間二十−三十
人いるという。北洋銀はこうした学生のほか、長引く景気低迷で進学を断念す
る恐れのある家庭などを低利融資で支援していくことにした。

 北洋銀は現在、私大や専門学校などを運営する道内十五の学校法人とも提携
教育ローンを扱っている。金利は現在2−3%前後のため、今年春までに今回
の商品と同水準まで引き下げる方針。