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時事通信配信記事 2006年1月18日付

私学助成の廃止を提唱=寄付金は非課税化−中馬行革相


 中馬弘毅行革担当相は17日、大阪市内で開かれた内外情勢調査会で講演し、
私立学校に交付されている私学助成金を廃止すべきだとの考えを表明した。そ
の代わりに、民間から学校への寄付金を非課税にするなどの税制改正を実施す
ることを提唱した。

 中馬氏は私学助成について「教育も農業と同じで、国から補助金をもらって
やっているとどんどん弱くなる」と指摘。私学振興のためにも助成金廃止が必
要と強調した。

 一方、職員厚遇問題などで混乱が続く大阪市について、中馬氏は、関淳一市
長が進める市営交通や水道事業などの民営化路線を支援していく考えを示した。
さらに、現在89人いる市議や5万人近くの職員について「今の半分で十分だ」
と述べた。(了)