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時事通信配信記事 2006年1月17日付

優秀学生は奨学金か学費免除=国立大学法人で初−広島大


 国立大学法人広島大学(東広島市)は17日、成績が優秀な学生に対し、奨
学金20万円を支給するか授業料の一部を免除する制度を来年度から導入する
と発表した。学生の意欲向上が狙いで、全学生約1万5000人のうち、約2
10人が対象になる。

 同大によると、奨学金と授業料の免除を組み合わせた制度は同法人で初めて
という。

 奨学金の対象は新入生。入試の成績上位者が、定員50人に1人の割合で学
科ごとに選ばれ、約50人に20万円が支給される。

 学部の2年生以上は前年度の成績を、大学院生は学術活動などを選考基準と
し、後期の授業料約27万円を免除する。

 割合は学部生が100人に1人、大学院生が50人に1人で、学部や研究科
ごとにそれぞれ約80人が選考される。

 同大の森川弘道副学長は「広島大に魅力を感じてもらい、優秀な学生が集まっ
てくれれば」としている。(了)