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『大阪外大新聞』2006年1月13日付

<統合協議>学生向けに情報開示へ
学長が体育会に資料提供


 大阪外大の体育会が1月13日、統合協議の一時中断や情報開示などを大学に求
めて行っていた署名を是永学長に提出した。集まった1346の署名提出の後、体
育会は学長と会談。学長は「協議凍結」には難色を示すが、体育会に対し統合
に関する情報提供を文書で行った。全学生に向けた情報開示は、1月20日になる
という。
【1月13日 大阪外大新聞=UNN】

 「第一関門は突破した」と体育会の加藤雅之委員長。「どこも(大学に)コ
ンタクトを取らなければ、(大学は情報を)開示しなかったかもしれない」と
話す。「思っていた以上にいい反応があった。報われた感がある。」

 体育会は13日午前、学長室で署名を是永学長に提出。この時、統合に関する
現段階での情報が手渡されたという。19日には教職員向けの説明会が開かれ、
20日に体育会が学長と再度会談。この後に全学生への情報公開を行う方針となっ
ている。

 加藤委員長は今後の動きについて、「体育会が独自に(統合協議に関して)
何かすることは、このままいけばない」と話す。統合後の体育会存続の問題に
ついても触れ、「あとは自分たちの生き残りをかけて」、阪大の体育会とも連
絡をとりながら活動していくという。学生からの意見収集に関しては、「学生
協議会に頼るしかない。しゃしゃり出てはいけないところ」と話し、学生協議
会設立委員へバトンを渡す。

 統合協議をめぐり学生が起こした活動に対し、大学が一定の反応を見せる結
果となった。
【入江敦央】