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『山陰中央新報』2006年1月13日付

法人化の島根県立大学長に宇野重昭氏


 島根県は十二日、県立三大学・短大が統合、法人化して二〇〇七年四月に発
足する公立大学法人島根県立大学の初代理事長兼学長に、宇野重昭・現県立大
学長(75)を任命する、と発表した。

 地方独立行政法人法によると、公立大学法人の理事長と学長は兼務。初代学
長は法人発足時に設立団体の長が任命するが、開学までの準備期間にリーダー
シップを発揮してもらうため任命を決めた。

 澄田信義島根県知事は「県立大の開学時からの学長として全国から志願者が
集まるトップレベルの公立大に育て上げた経験と実績があり、最も適任」と説
明した。任期は定款で定める。

 宇野氏は島根県西ノ島町出身で東大大学院卒。成蹊大学長、同大名誉教授な
どを経て、二〇〇〇年に県立大学長に就任した。四月からは三期目の学長を務
めることが決まっている。

 また県立大改革基本計画に基づき、委員九人による県立大設立準備委員会を
設置。新大学の発足までに定款や会計、職員給与など運営に必要な事項を審議
する。委員長には宇野氏が就任した。