新首都圏ネットワーク
  トップへ戻る 以前の記事は、こちらの更新記事履歴

『朝日新聞』2006年1月11日付

大阪府立大、現地建て替え案否定 学長「移転方針変えない」


 大阪府立大大学院の生命環境科学研究科を堺市から泉佐野市の「りんくうタ
ウン」へ移転させる計画について、同大学の南努学長は10日、記者会見し、
「数年間の議論を経て移転への学内合意を得た。現在の施設は狭くて老朽化も
著しく、方針を変えることは考えていない」と述べた。

 同大学院の移転をめぐっては、堺市が昨年12月、現キャンパスでの建て替
えと再整備を前提に80億円を拠出すると提案した。しかし、南学長は「最新
の研究設備で大学間競争に勝ち抜くため、(移転は)ぜひとも早期に実現した
い」と語り、堺市側の申し出に否定的な考えを示した。