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『読売新聞』2006年1月3日付

福岡に全国初のサイバー大学、ソフトバンクなど構想


 福岡市が、インターネットで講義を行う「サイバー大学」を同市東区の人工
島(アイランドシティ)に開校するため、国と事前協議を始めていることが2
日、わかった。

 ソフトバンクグループなどが中心となって運営する株式会社立大学で、20
07年4月の開校を目指している。昨年から文部科学省などと協議を行ってお
り、大学設置に必要な特例措置の認定を受けるため、早ければ今月中にも構造
改革特区の申請を行う。

 市によると、100%インターネットで講義などを行う株式会社立大学は、
実現すれば、全国で初めてという。

 福岡市などが進めている構想によると、大学を運営する学校設置会社は、ソ
フトバンクの関連会社や地場企業などが出資して設立。大学は07年4月に入
居可能となる人工島のビルに置き、100%インターネットで講義を行う。一
定期間、大学に通うスクーリングを受けなくても大学卒業の資格を得られる形
を目指している。

 詳しいカリキュラムなどは今後検討していくが、当初は観光学部を設置し、
観光学科や世界遺産学科、デジタルアーカイブ学科、デジタルコンテンツ学科
の1学部4学科とする案などが浮上している。将来的には5学部程度の設置を
目指すという。