新首都圏ネットワーク
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埼玉新聞 2005年12月24日付

「自主財源確保を」
田隅氏招き講演会
新都心連合大学

  さいたま新都心連合大学の第八講が二十一日夜、さいたま市中央区のさい
たま新都心合同庁舎1号館で開かれた。講師は、国立大学法人埼玉大学学長の
田隅三生氏=写真。二百人余の学生たちは「法人化後の埼玉大学」をテーマに
語る田隅氏の話に耳を傾けた。

 田隅氏は「昨年の制度改革により、国立大学の環境は激変した。運営交付金
が逓減(ていげん)されることに伴う自主財源を確保することが必要になって
いる」と説明。「例えば、受験者の増加による受験料収入総額の向上も考えな
いといけない。これまで以上に魅力ある大学づくりを進めていく」とまとめた。

 連合大学は、関東財務局、埼玉県、さいたま市、埼玉新聞社の四者による実
行委員会の主催で来年二月まで、計十二回にわたって続けられる。

 次回第九回は一月十一日、関東財務局長の小手川大助氏を講師に「山一證券
破綻の真相」のテーマで同所で開かれる。臨時聴講(有料千円)は可能。