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『大阪外大新聞』2005年12月22日付

「発表する内容無い」
統合協議の記者会見は実施されず


 朝日新聞が12月21日付夕刊で行った阪大・大阪外大統合協議に関する報道内
容について、両大学は記者会見を予定していたが、「新しく発表する内容がな
いため」実施には至らなかったことがわかった。【12月22日 大阪外大新聞=
UNN】

 取材に応じた阪大秘書室の職員は、報道された内容について「大学として正
式にプレスに出したものではない」と話す。記者会見が行われなかった経緯に
ついては、「(記者会見を)やるにしても発表する内容が無いので、大学とし
ては記者会見は開けない」。報道関係者からは「記事の信憑性について」問い
合わせがあり、また記者会見を求める声もあった。しかし、22日にあった大雪
の取材のために、「断りの電話を入れたところもある」という。

 朝日新聞の報道内容に関する反応はどうか。阪大秘書室職員は、「全然聞い
ていない話。トップで話している内容が出てしまったのでは」とコメントする。
また、「何故こういうのが(記事として)上がってきたのかはわからない」と
疑問も抱く。一方、大阪外大で統合協議一時中断を求める署名活動を行った体
育会の幹部は、「他紙の前例はあった。特に気にしないでおこうと思った」と
話し、大きな動きとはとらえていない様子だった。【入江敦央】