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『大阪外大新聞』2005年12月22日付

「決定ではなく方針」と外大
朝日新聞報道にコメント


 大阪外大と阪大との統合協議に関して、朝日新聞は12月21日付夕刊で、「07
年統合」との報道を行った。この記事に対し、大学側は「記事中に『06年3月に
基本合意を交わす予定』とあり、決定ではなくあくまで方針」と大阪外大新聞
に21日コメントした。

【12月22日 大阪外大新聞=UNN】

 大阪外大新聞では、12月20日に是永学長に対し、1月号掲載に向けた取材を行っ
ていた。この中で学長は、「現在の連絡協議会で話されている研究科再編(大
学院)の議論がまとまらない限り、合意に至ることはない」と話し、まだ合意
には至っていないと説明していた。

 また21日、朝日新聞報道後に再度大学側に確認したところ「20日の(大阪外
大新聞の)取材内容と異なることはない」と回答があった。その上で「記事中
には『06年3月に基本合意を交わす予定』とあり、決定ではなくあくまで方針」
と話し、大阪外大は統合への姿勢に変化があったことは否定した。

【阪大・外大統合協議】

 本格的な協議は04年7月より開始。両大学各々5人ずつの代表によう連絡協議
会で話し合われている。今年6月までに外国語学部と国際政策学部新設を柱とす
る「2学部3研究科構想」が固まる。しかし、7月に文科省が難色を示し、両大学
は学部新設は断念した。9月になり、大阪外大の国際文化学科のユニット別(研
究分野)分属案が浮上。「1学部数研究科」構想で現在まで協議されている。