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『琉球新報』2005年12月20日付

開学7年以内めど 関係閣僚で確認 沖縄大学院大学


 【東京】小池百合子沖縄担当相は20日午前の閣議後の会見で、閣議前に首
相官邸で沖縄科学技術大学院大学の設立に向けた関係閣僚会合を開き、今後、
7年程度以内をめどに大学院大学の実現を図るとの考え方で設置準備を支援し
ていくことを閣僚間で確認したことを明らかにした。

 これまで大学院大学の開学については「主任研究者が50人程度に達した時
点」とされてきたが、今回、関係閣僚間で具体的な数値目標が確認され、早け
れば2012年にも開学の運びとなる。小池沖縄相は「きょうの会合で大学院
大学構想はまた一歩肉付けをすることができた」と評価した。

 会合には沖縄相のほか官房長官、財務相、文科相、科学技術政策担当相が出
席した。

 内示された06年度の財務省原案について小池沖縄相は「内容を分析して今
後の対応を考えたい」とした上で「沖縄関係では自立型経済の構築に向けた効
果的な取り組みを一層強化して沖縄振興計画を着実に推進する」と述べた。

 27日に北部振興協議会と移設先および周辺地域振興協議会の合同会議を官
邸で開催することも発表された。