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| 『山陰中央新報』2005年12月19日付 島根大の次期学長に本田氏再選 島根大学（松江市西川津町）の次期学長に、現職の本田雄一学長（６４）が 十九日、再選された。任期は四月一日から三年間。 十九日に同大であった学内外の委員による学長選考会議（議長・宇野重昭県 立大学長）が、投票結果と、法人化以後のかじ取りを評価し、決めた。 二〇〇四年四月の独立行政法人化後初の学長選は、任期満了に伴い実施。推 薦を受けた候補は本田学長のみで、十五日に役員、教員、係長以上の一般職員、 医療管理職員ら八百四十九人を対象に投票が行われ、同学長は投票総数六百八 十一票のうち五百三十五票を獲得した。 本田学長は会見で、法人化後の大学運営について「学生や地域、産業界のニー ズにいかに応えるか。教職員の意識改革の徹底が一番の課題」と指摘。医師や 教員など高度専門職業人の育成や地域課題に応える研究、財政基盤の確立に取 り組む考えを表明した。 本田学長は宮城県出身。一九六九年に東北大大学院農学研究科博士課程修了。 八五年から島根大農学部助教授、九〇年から同教授。〇三年四月に旧島根大の 学長になった。専門は植物病理学。 |