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『読売新聞』中部版 2005年12月14日付

課程の見直しなど学内再編に意欲 再選の西永・豊橋技科大学長


 豊橋技術科学大(豊橋市天伯町)の学長に再選された西永頌(たたう)氏
(66)が13日、同大で会見し、「(2008年3月末までの)任期中に学
内再編を成し遂げたい」と強い意欲を示した=写真=。

 西永学長は「リーダーシップと学内合意のバランスを取りながら運営してい
きたい」と、最終任期に向けての抱負を述べた。そのうえで、現在、細分化さ
れている課程を見直し、新しい課程や専攻を設けるなど、学内再編を進める考
えを示した。課程を近代化して学生がコースを選びやすいようにするという。

 学長候補者選びの学内投票は同日、3候補を対象に行われ、1回目の投票で
3人とも過半数を得られず、2回目で決選投票となり、西永氏が21票差で選
ばれた。批判票が出たことについては、「法人化以後、かなり強引なところが
あった。これまでのやり方だと時間がかかってしまうからだが、説明をきちん
としていきたい」とした。