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『毎日新聞』2005年12月13日付 科学技術研究費:過去最高の16兆9376億円 04年度 科学技術研究に対して企業や大学などが昨年度に投じた費用は前年度より0. 8%増えて過去最高の16兆9376億円に上ったことが、総務省が13日公 表した科学技術研究調査結果で分かった。研究費総額の増加は5年連続。国内 総生産(GDP)比は3.35%で、3年連続同率で過去最高だった。同省は 「景気の回復に支えられて企業の研究開発投資が伸びている結果」と分析して いる。 調査は、企業や大学、研究機関など計約1万7000機関を対象に実施し、 回収率は84%。 機関別の研究費額は、企業などが11兆8673億円(70.1%)▽大学 などが3兆2740億円(19.3%)▽公的な研究機関などが1兆7963 億円(10.6%)。 目的別では、政府が「科学技術基本計画」で重点4分野に挙げている(1) ライフサイエンス(生命科学)(2)情報通信(3)環境(4)ナノテクノロ ジー(超微細技術)・材料−−はすべて前年度比で増加。特にナノテクノロ ジー・材料は前年度比9・3%増と大きく増えた。 また、研究者の数は4年連続で増えて過去最高の79万900人。女性研究 者は9万8700人で、研究者に占める割合は3年連続で上昇し過去最高の1 1.9%となった。【西田進一郎】 |