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『四国新聞』2005年12月12日付

香川大、受験産業の幹部を助教授に


 香川大(一井真比古学長)は十二日、入試改革やPR活動を行う「アドミッ
ションセンター」の専任助教授に、受験産業界の第一線で活躍する山崎裕正氏
(五二)=進研アド大学改革支援部長=を採用すると発表した。同大は「経験
豊かな手腕を生かし、入試改革や広報活動を先導してほしい」としている。発
令は来年一月一日付。

 山崎氏は一九八〇年に福武書店(現ベネッセコーポレーション)入社。中・
四国支社長などを務めた後、一九九九年から進研アドに移り、国立大学室室長、
執行役員商品企画本部長などを経て現職。高等教育オピニオン情報誌や大学情
報誌の編集に携わってきた。

 同大では受験産業界の第一線で長年活躍してきた豊富な経験を評価。法人化・
全入時代の大学間競争を勝ち抜くための入試改革の旗手として、招へいを決め
た。

 今年四月に立ち上げたアドミッションセンターは、同大改革構想の目玉の一
つ。主に推薦、前後期日程の入試方法の改革について調査・研究するほか、大
学説明会や高校訪問を通じた戦略的な広報活動を担当する。今回の人事により、
六月から就任している真鍋芳樹教授と山崎氏の二人による専任体制となる。