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『北陸中日新聞』2005年12月2日付

富山大、2銀行と連携協定
富山銀と富山第一銀
地域への貢献狙う


 産学の連携強化を図り地域の発展に寄与しようと、富山大は一日、富山第一
銀行と富山銀行との間で、それぞれ「包括的連携協力に関する覚書」を取り交
わした。

 覚書によると、富山大と両行は▽大学と企業との共同研究に関して情報交換
し、研究と企業のニーズとのマッチングを図る▽大学から銀行へのインターン
シップや銀行から大学への講師派遣を通じ、互いに人材交流する−など幅広い
分野で協力する。

 近く「連絡協議会」をそれぞれ設立し、具体的施策について検討を始める。

 この日富山大では、西頭徳三学長と富山第一銀行の金岡純二頭取による調印
式があった。西頭学長は「大学にとって社会貢献は大きな責務。地元の銀行と
の協定は大きな“てこ”になる」、金岡頭取は「産学連携のモデルケースとし
たい」とそれぞれ締結を喜んだ。

 三大学統合前の旧・富山大は今年三月、北陸銀行と同様の協定を締結。四月
から同行の行員による講義が始まるなどしている。 (木村尚公)