新首都圏ネットワーク
  トップへ戻る 以前の記事は、こちらの更新記事履歴

『北海民友新聞』2005年12月3日付

道立病院の危機、道に改善要求〜来年早々に全市民的組織を立ち上げ


 医師不足から診療科の縮小・廃止などの危機に立たされている紋別道立病院
の窮状を北海道に訴え、善処を求める全市民的組織が来年1月にも立ち上がる。
1日、紋別セントラルホテルで行われた紋別商工会議所議員月例懇談会に出席し
た宮川良一紋別市長など市幹部が明らかにした。地元での決起集会や道への要
請活動など全市上げての取り組みとし、医師招へいを容易にするために北海道
に対し報酬面での大胆な制度改正をも求めていく。

 道立紋別病院の医師のほとんどは旭川医科大学から派遣を受けている。宮川
市長は医師不足を医師臨床研修制度と国立大学の独立行政法人化にあるとして
旭川医大は「出したくても出せない」状況にあると説明。さらに「道内3大学病
院に要請行動を行っているが、今後は民間大手病院のパイプも作っていかなけ
ればならない」と述べた。