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『毎日新聞』北九州版 2005年11月23日付

福岡教育大:教職大学院を開学へ 北九州市と協定調印−−08年にも


 福岡教育大(宗像市)は21日、早ければ08年度にも2年制の「教職大学
院」を開学させる考えを示した。現場の教育指導者や専門家を養成する2年制
コースで、いわば法科大学院(ロースクール)の教育版。この日、松尾祐作学
長が北九州市を訪れ、駒田英孝・市教育長と連携協力に関する協定を結んだ。

 県教委とは3月末に締結済み。福岡市教委とは今月29日に協定を取り交わ
すという。

 教職大学院は文部科学省が設置を提唱し、早い大学では07年度スタート予
定も。資格とは直結しないが、各校で指導的立場を歩めるようになる。北九州
市教委に対しては、学生として参加する人材を募るほか、ベテラン教諭に教壇
へ立ってもらうことも考えているという。同市教委の同大学出身者が5割前後
おり、もともと両者の関係は深かった。

 このほか協定では、教育実習生の小中学校へのボランティア派遣や、市教委
各種審議会への福教大の人材の積極登用などが想定されている。【梅山崇】