|
『中日新聞』2005年11月23日付 ノーベル賞受賞者ら名大に提言へ 2月に諮問委 名古屋大の平野真一学長は二十二日、ノーベル賞受賞者を含む世界レベルの 研究者で構成する「名古屋大学インターナショナルアドバイザリーボード」 (国際諮問委員会)を二〇〇六年二月に開催することを明らかにした。平野学 長は「国際的な視野で、大所高所から名大に提言してほしい」と話した。 委員会のメンバーは、野依良治、赤崎勇両名大特別教授に加え、ノーベル医 学・生理学賞受賞者のルイス・イグナロUCLA(カリフォルニア大ロサンゼ ルス校)教授、ノーベル化学賞受賞者の李遠哲・台湾中央研究院院長ら七人。 委員長には、野依特別教授が就任した。 名大の教育、研究について審査、評価してもらうのが目的。第一回の委員会 は、来年二月六日から二日間の日程で、名古屋市内のホテルで開催する。二〇 〇二年四月に創設された高等研究院の活動状況について諮問し、答申を受ける。 高等研究院は、世界レベルの先駆的な学術研究をしている研究者を、予算な どの面で優遇し、研究に専念できる環境を整えるための「名大のショーウイン ドー」(平野学長)。 〇六年度に高等研究院に応募する若手研究者の中から三人を選抜し、委員会 で、研究発表する場も設ける。「(若手にとって)大きな励みになるはずだ」 と平野学長は期待した。 |