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『日本経済新聞』中部版 2005年11月23日付

豊橋技科大、中国・瀋陽に事務所開設


 豊橋技術科学大学と名古屋大学が相次いで中国現地事務所の開設に動いてい
る。豊橋技科大は月内にも瀋陽に設置、名大はこのほど上海に新設した。地元
の研究機関や企業との連携を強化するほか、留学希望者への情報提供を拡充す
る。大学を取り巻く環境は厳しさを増しており、“中国事業”を勝ち残りに向
けた取り組みの一環と位置づけている。

 豊橋技科大の瀋陽事務所は中国の東北大学のキャンパス内に開設する。同大
とは1996年に教育・研究分野で交流協定を締結。豊橋技科大の海外事務所設置
は2004年のインドネシアに次いで2カ国目で、中国では連携強化のほか中国にお
ける卒業生のネットワーク作りを進める。

 一方、名大の海外事務所開設は初めてで、現地採用の職員1人が常駐する。名
大は上海交通大学など上海の四大学・研究機関と学術交流協定を結んでおり、
現地に拠点を構えて教員や学生の交流などを加速させる。