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『京都新聞』2005年11月22日付 「医工」「食環境」で連携 工繊大・府立大・府立医大 京都工芸繊維大と京都府立大、京都府立医科大3大学の連携に向けた検討会 議が21日、京都市上京区の京都府公館で開かれた。「3大学連携推進協議会」 を同日付で発足、医用工学や食環境科学分野の大学院講座の設置など、具体的 な連携活動を進めていくことで合意した。最初の取り組みとして12月16日 に、共同研究推進に向けたフォーラムを開く。 3大学の学長と京都府の麻生純副知事らが出席、「教養教育」「専門教育」 「研究」それぞれのワーキンググループから検討報告を受けた。 教養教育では、来年度に教養科目などの共同化に向けたカリキュラム策定な どを進め、2007年度から一部科目で共同化を始める。 専門教育では、府立医大大学院での教育・研究に工繊大が医用工学分野、府 立大が食環境科学分野の講座を提供するなど、学際領域での連携を進める。設 置形態や時期は今後検討する。また、12月16日に工繊大で「3大学連携 フォーラム」を開催、3大学の研究者が研究内容を発表し、共同研究につなげ る。 3大学連携推進協議会の設置は、これらの連携を具体化するためで、3大学 学長や幹部、副知事などが委員になる。従来のワーキンググループを協議会の 部会に格上げし、連携活動を順次実施していくという。 検討会議で麻生副知事は「(3大学の)連携によって総合大学的な展開が可 能となる。成果を府立の大学改革に反映し、京都の発展につなげたい」と話し た。 |