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新首都圏ネットワーク

『読売新聞』2005年11月20日付

校舎名に寄付者の名前〜九大が独自資金確保へ基金


 九州大は、寄付者の名前を校舎などに付ける条件で、企業や個人から寄付金
を募る「教育研究環境整備基金」を設立した。独立行政法人化後の厳しい財政
状況の中、独自に資金確保をし、研究施設など大学の環境整備をするのが目的。

 寄付は、額は問わずに年間通じて受け付ける。少額の寄付者は施設に銘板を
設置する。建物1棟分など多額の寄付者は、建物や各フロアにその名を付ける。
用途は寄付者の意向を聞いて、学内で決める。今年10月に開校した「伊都キャ
ンパス」のほか、既存キャンパスでも活用する。

 福岡市の健康食品会社「やずや」が25日、第1号として、留学生支援を目
的に寄付をすることが決まっている。額は公表しないが、「建物ワンフロア分
くらいの額」(梶山千里総長)という。