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『毎日新聞』愛知版 2005年11月19日付 名古屋市立大:中期目標原案を発表 地域密着型を志向 名古屋市立大(名古屋市瑞穂区)は、06年4月に地方独立行政法人に移行 するにあたり、6年間の中期目標原案を18日、公表した。名古屋市民の大学 を強調、地域密着型大学を志向している。 法人移行後の運営方針の検討や評価を行う名古屋市公立大学法人評価委員会 (委員長、森正夫・愛知芸術文化センター総長)の第1回会議に提案した。 原案は、理念に「すべての市民が誇りに思う・愛着の持てる大学」を掲げた。 その実現に向け▽教育研究の活性化▽地域社会との協働▽外部に開かれた大 学――を3本柱に据えた。 具体的には、研究の活性化のため、各学部、大学院研究科ごとに新たに到達 目標を定めるほか、研究資金を一律配分から成果に応じた重点配分へ移行。学 部研究科の再編も視野に入れる。また、地域経済の振興や健康福祉分野の研究 を進め、市の課題解決や地域活性化に寄与する方針だ。 この日の委員会では、同大が原案を委員に説明。今後の審議を経て正案を作 成、来年2月の市議会で承認を得る方針。【清藤天】 |