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新首都圏ネットワーク

『下野新聞』2005年11月17日付

宇大と那須烏山市が協定 特産品開発へ


 宇都宮大と那須烏山市は十六日、「文化」「産業」「環境」「教育」など幅
広い分野で援助、協力する相互友好協力協定を締結した。同大が、特定の事業
だけでなく多分野にわたる包括的な協力協定を自治体と結ぶのは初めて。協定
を基に同市は今後、農産物特産品の開発など各分野で地域性を生かした取り組
みを進める予定で、来年度予算案に関係予算を盛り込む方針だ。

 同大で行われた調印式には田原博人学長、大谷範雄・那須烏山市長らが出席。
田原学長は「大学が地域に貢献できることもあるが、地域から学ぶことはたく
さんある。那須烏山市から重要なことを学び、教育研究の発展に役立てたい」
とあいさつ。

 大谷市長は「このように産学官の連携ができたのは、ありがたいこと。市の
文化、風土は独特なものではあるが、大学の支援を受け、さらに文化の完成度
を高めていきたい」などと述べた。