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新首都圏ネットワーク

『北國新聞』2005年11月15日付

ものづくり企業を支援 小松市・金大・政策投資銀 産学官連携で協定交わす


 小松市と金大共同研究センター、日本政策投資銀行は十四日、金大角間キャ
ンパスで産 学官連携協定に調印し、同市内のものづくり企業を産学官の特長を
生かして支援すること を申し合わせた。

 自治体、大学、金融機関の三者が包括的な協定を交わすのは全国で初めてで、
小松地域 のものづくり力の強化を目指す。

 金大共同研究センターは今月中に、小松市役所内に小松サテライトを開設し、
産学官地 域アドバイザーとして同市商工振興課職員を置き、市内企業との共同
研究を促す。

 小松市は来年度予算で「こまつものづくり共同研究助成制度(仮称)」を創
設し、金大 と共同研究する市内企業に補助金を出す予定にしている。

 政策銀は来年三月までの「こまつものづくりクラスター調査」を基に同市に
政策提案す るほか、地域再生融資などを通じて市内企業を支援する。

 金大など三者は、市内企業の産学官の意識を高めるため、来年三月にフォー
ラム、年一 、二回の技術発表会を開催する。

 調印式では西村徹小松市長、村上清史金大共同研究センター長、三谷康人政
策銀北陸支 店長が協定書に署名し、握手を交わした。西村市長は「有機的な連
携により新産業を創出 し、産業構造を再構築したい」と述べた。