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『京都新聞』2005年11月10日付 京大と府教委が協定 学生や研究者ら人材交流 京都大と京都府教育委員会は10日、互いの人材や知的財産の活用に向けて 包括協定を結んだ。教職を目指す学生の実地演習を府立学校で受け入れるほか、 京大の研究者による出前授業や大学施設の開放なども検討する。 具体的内容は未定だが、府教委は学生が学校現場で約半年間学んで実践力を つける「教員養成サポートセミナー」制度を来年度拡充し、京大生に約10人 の枠を設ける方針。 京大側は子どもの理科離れ防止へ、最先端の科学を分かりやすく紹介する授 業や、天文台や博物館などの活用も計画する。京大が地方自治体の教育委員会 と包括協定を結ぶのは初めて。府教委は10大学目。 京都市左京区の京大で行われた調印式で、府教委の田原博明教育長は「世界 有数の人材や研究資源を有する京大と、従来型にとどまらない水準の高い連携 を創造したい」、京大の東山紘久副学長は「協力して一層の教育充実を図りた い」と話した。 |