トップへ戻る  以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

『京都新聞』2005年11月1日付

地域活性化や産業など6分野で協力
彦根市と滋賀大が協定調印


 彦根市と滋賀大(本部・彦根市)は1日、地域活性化などの分野で協力する
ための協定に調印した。大学側は公共政策研究に市の協力を要請し、市は大学
所蔵の文献が文化や教育に果たす役割を期待した。

 協定は、滋賀大が彦根市に提案して実現した。この日朝、市役所で獅山向洋
市長と成瀬龍夫学長が調印した。協定書では、地域活性化や産業、文化振興な
ど6分野について協力して事業を進めることを明記した。

 獅山市長は、これまで市の審議会に多くの滋賀大関係者が参加してきたこと
に触れ「協定を機にいっそう関係を密接にしたい。教育や文化振興にもつなが
ることを期待する」と話した。成瀬学長は、産業やまちづくり面で市民と連携
してきた成果を伝えた上で「大学院研究科の公共政策を学ぶコースで、行政の
プロ養成のために職員の派遣など力を貸していただきたい」と述べた。

 滋賀大が自治体と協定を結ぶのは、教育学部のある大津市や米原市、安土町
に続いて4例目。