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『四国新聞』2005年10月28日付 技術移転コツ学ぶ−大学職員ら研修会 大学から研究成果(技術)を企業に売り込む目利き人材の育成研修会が二十 七日、香川県高松市屋島西町の四国電力総合研究所で始まった。目利きを行う 大学職員らが専門家の講演やグループ討議を通して、技術移転についてのコツ を学んだ。二十八日まで。 研修会は、産学連携の一環で技術移転を支援する科学技術振興機構(埼玉県) が、二〇〇二年度から全国各地で実施。四国初となる今回は香川、愛媛など四 県の五大学やテクノネットワーク四国(四国TLO)と共同で開催、大学の担 当者ら約四十人が参加した。 この日、九州大の斎藤省吾名誉教授が技術移転の効果的な仕方について講話。 研究成果の評価を得点形式で行う方法を例に挙げ、「得点が高いほど技術移転 の成功率は高い」と指摘。また、「事業を円滑に進めるため、技術移転の担当 者に権限を与え、リーダーシップを発揮できるようにすべき」と指摘した。 この後、参加者は三グループに分かれ、事例を基に技術移転の過程で直面す る問題の解決策を話し合った。 二十八日も講演やグループ討議を行う。 |