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新首都圏ネットワーク

共同通信配信記事 2005年10月18日付

地震観測など最優先に 06年度の科学技術予算


 政府の総合科学技術会議(議長・小泉純一郎首相)は18日、予算編成に大
きな影響を与える2006年度の科学技術関連事業の格付けを公表した。

 迷惑メールやフィッシング詐欺などへの対策(総務省)、地震や津波の観測・
監視(文部科学省)、沖縄科学技術大学院大学整備(内閣府)などが4段階評
価で最高の「S」とされた。

 一方、国際宇宙ステーションは昨年、上から2番目のAだったが、米スペー
スシャトルの打ち上げが凍結されたため、再開の見通しが立つまでBに。ステー
ションの実験装置「セントリフュージ」はシャトルの飛行縮小で打ち上げが困
難となり、最低のCとなった。

 国際熱核融合実験炉計画は欧州と誘致合戦を繰り広げていた昨年まではSと
されていたが、本体をフランスに、関連施設を日本に建設することが決まり、
Aとなった。